『武道館』、発売時に購読しました。よく視聴している「ボクらの時代」に朝井リョウが出演していたり、若月・橋本が朝井と対談していたり、『ダ・ヴィンチ』の「乃木坂活字部」でメンバーがこの本を読書会の課題図書に選んでいたりと、まんまとプロモーションにやられて(笑)買ってしまいました。
有名人・芸能人の中でも「アイドル」ってやっぱり異質ですよね。
“夢を売る”、“成長過程を見せる”その性質ゆえに、ファンは恋をする者もいれば、親目線で育てよう、見届けようとする者もいる。
特に現代のアイドルは、どの場面にもカメラを入れることでそのドキュメンタリー性もビジネスに強く取り入れていたり、またアイドル自身もファン(とそれを装うアンチ)もブログやSNSで情報を発信しやすかったりとリアルで身近なものになっていますし…坂道シリーズの妹分にも加入前のプリクラ画像から活動辞退者が出てしまったり、過去には乃木坂メンバーにもいろいろなスキャンダルが起きました。
そもそもスキャンダルって何なんですかね?本人は知られたくない、ファンは知りたくないことを何故報道するのでしょう。ファンを裏切る行為を暴く正義感としてのジャーナリズムかもしれませんけど、所詮は騒ぎ立てて面白がってるだけですし…
浮世に生きる自分たちとは違うものとしてアイドルに夢を見て、一種のファンタジーを信じるべきなのか、
それとも生身の人間らしさも含めて、その人を愛していくのか…
つくづくドルヲタは厄介な生き物だと思います。そんなとこも含めてドルヲタとしての生き方が好きだし辞められないんですけどね。